契約とクーリング・オフ

契約とは?

 契約とは,法律的な責任が生じる約束のことです。商品を買ったり役務(サービス)を受ける,お金を借りる,クレジットカードを使うことも契約です。例えば,鉄道・バスに乗ることや自動販売機でジュースを買うことも契約です。

 契約は,商品や役務などを提供する者との間に「申込み」と「承諾」という意思の一致があって成立するのが原則です。口約束でも契約は成立します。契約が成立すると,提供する者(売り手)は商品や役務を提供し,消費者(買い手)には代金を支払う義務が生じます。

 基本的にいったん成立した契約は,一方の都合だけで勝手に取り消すことはできません。契約は,慎重に行うことが大事です。

クーリング・オフとは?

 クーリング・オフとは,英語で「頭を冷やす」という意味です。
訪問販売や電話勧誘販売などでは,セールスマンの積極的な勧誘で購入意思があいまいなまま契約してしまうことが少なくありません。基本的に,契約は一方的には解除できません。しかし,訪問販売等でのトラブルが多発し,社会問題になったことから,消費者保護のため設けられたのがクーリング・オフ制度です。

 クーリング・オフ制度では,原則すべての商品・役務について,一定の期間内に書面で通知すれば無条件で契約の解除(または契約の申込み撤回)ができます。 訪問販売等で 商品購入や役務提供の契約(申込み)をしてしまった場合,契約(申込み)のための書面を受け取った日を含めて8日以内(マルチ商法の場合は20日以内) なら消費者は無条件で契約の解除(申込みの撤回)をすることができます。

 クーリング・オフには,適用除外されるものもあるので,分からないときは消費生活センターに相談しましょう。

ひたちなか市消費生活センター 電話029-273-0111 内線3233

クーリング・オフ期間
訪問販売 (キャッチセールス,アポイントメント商法等) 8日間
電話勧誘販売 8日間
マルチ・マルチまがい商法 20日間
特定継続的役務
(エステティックサロン,語学教室,家庭教師,学習塾,パソコン教室,結婚相手紹介サービス)
8日間
内職商法 20日間
生命・損害保険契約(店舗以外での契約期間1年を超える契約) 8日間

クーリング・オフに頼らないで!

 迷ったり,困ったりした時には「まあいいや,クーリング・オフがあるから」などと,安易に契約してしまうのはいけません。また,「後からクーリング・オフだってできるんだから」としつこく契約を迫ってくる業者もいます。
 しかし,あくまでもクーリング・オフは最後の手段です。適用されない場合もありますし,期間も限られています。
 クーリング・オフに頼る前に,よく考えて契約することが,何よりの自衛手段です。

クーリング・オフをするには?

 必ず書面で行います。確実に通知を出したという証拠を残すため,内容証明郵便か葉書であれば簡易書留が確実です。
クレジットを契約している場合はクレジット会社にも出します。
はがきを書いているイラスト
郵便を出すイラスト

葉書に書いて郵便局に直接持って行く

葉書の場合 簡易書留扱いにしましょう。 必ずコピーをとって保管しましょう。

はがきの写真

内容証明郵便の場合
 内容証明郵便とは,だれが,いつ,どのような内容の文書を出したかを郵政省が証明してくれる制度のことです。
用紙は文房具店などで市販されているものを使用すると便利です。
 書面を3通作成します。(コピー可)それを,集配業務を行っている郵便局(本局など)へ持参し,証明してもらってから業者あてに投函します。

内容証明郵便の写真

クーリング・オフができない場合

3,000円未満の現金取引の場合

 商品や役務と引き換えにその場で代金のすべてを支払う現金取引で,その総額が 3,000円未満の場合はクーリング・オフができません。

現金のイメージイラスト

法律で指定されている消耗品を使用・消耗した場合

 法律で指定されている商品(消耗品)でも,使用消耗してしまった場合にはクーリング・オフができません。
 ただし,同一商品を複数購入し,その中で手をつけてない物についてはクーリング・オフができます。

消耗品のイラスト

乗用自動車である場合

 購入に際して,販売条件についての交渉が時間をかけて数次にわたって行われ,購入者の意思が安定的であることが一般的という理由から,乗用車の場合はクーリング・オフができません。 

車のイラスト
この記事に関するお問い合わせ先
消費生活センター
〒: 312-8501
茨城県ひたちなか市東石川2丁目10番1号
電話: 029-273-0111(内線)3233
ファクス: 029-276-3081
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更新日:2017年02月01日