救急医療の現状と課題

病気になった時,けがをした時,私たちは当然のように病院で診療を受けることができると思っています。これは,「救急医療」と言って,休日や夜間などに急な病気やけがをした方を診療するための体制が整備されているからなのです。

救急医療体制は症状や緊急度に応じて,初期・二次・三次の3つに分かれています。比較的軽症な救急患者を診療する初期(一次)救急として,市町村が医師会等の協力を得て,休日夜間診療所を設置しています。この診療所,実は昼間通常診療を行った医師たちにより支えられていることを知っていますか。診療所を担当する医師たちは,昼間と夜間の診療を受け持ち,場合によっては夜中までの勤務となることもあり,翌日も通常業務となる医師への負担がさらに大きくなっています。このように,休日夜間診療所は医療従事者の献身的な努力によって支えられているのです。

 

救急医療体制と休日夜間診療所の役割

 

休日夜間診療所とは?

休日や夜間に開いている診療所は,緊急性の高い患者を受け入れるのが主な目的であり,日中の診療や検査が受けられるまでの応急的なもので,検査項目も限られています。継続的な治療は行っておらず,処方される薬も原則1日分です。このため,翌日にはかかりつけ医などで十分検査や治療を受けることが必要な場合もあります。

休日や夜間は割増料金で医療費が高くなります。

休日や夜間が混んでいないわけではありません。休日夜間診療所においても,風邪やインフルエンザなどにかかる方が増える時期には,待ち時間が2時間以上に及ぶこともあります。

圏域内の休日夜間診療所の設置状況(初期救急医療)

ひたちなか市休日夜間診療所

ひたちなか市石川町20番32号(株式会社日立製作所ひたちなか総合病院西駐車場敷地)

電話029-274-3240(診療日時のみ繋がります)

診療日時と診療科目

時間帯

診療日時

小児科

内科

外科

歯科

夜間

土曜,日曜,祝日,
12月31日から1月3日

19時から21時30分

診療

診療

診療

 

休日

日曜,祝日,
12月31日から1月3日

 9時から11時30分
13時から15時30分

診療

診療

診療

 

注)専門医外の診療になることがあります。

水戸市休日夜間緊急診療所

水戸市笠原町993番地の13(水戸市保健センター2階)

電話029‐243‐8825 (歯科専用)029‐243‐8840

診療日時と診療科目

時間帯

診療日時

小児科
(注)

内科

外科

歯科

夜間

毎日

受付時間 19時30分から22時15分
診療時間 19時30分から22時30分

診療

診療

 

 

休日

日曜,祝日,
12月30日から1月3日(1月1日は午後のみ)

受付時間 9時から11時45分,13時から15時15分
診療時間 9時から12時,13時から15時30分

診療

診療

診療

診療

(注)小児科は内科系の診療のみです。

笠間市立病院

笠間市中央1丁目2番24号

電話0296-77-0034

診療日時と診療科目

時間帯

診療日時

小児科

内科

外科

歯科

夜間

月曜から金曜(祝日,12月31日から1月3日を除く)

診療時間 19時から21時

診療

診療

 

 

休日

日曜(12月30日から1月3日を除く)

診療時間 9時から17時

診療

診療

診療

 

(注)担当医が不在の場合もありますので、事前に電話確認のうえ、受診してください。

石岡市緊急診療(石岡市医師会病院)

石岡市大砂10528‐25

電話0299‐23‐3515

診療日時と診療科目

時間帯

診療日時

小児科

内科

外科

歯科

夜間

土曜,日曜,祝日,
12月30日から1月3日

受付時間 18時から21時30分

診療

診療

 

 

休日

日曜,祝日,
12月30日から1日3日

受付時間 9時から11時30分,13時から15時30分

診療

診療

 

 

 

増えるコンビニ受診

 

休日夜間診療所を利用する中には軽症患者の利用が見受けられます。いつでもどんな症状でも診てもらえるという安易な考えで,休日や夜間に緊急性のない軽症患者が「日中仕事を休めない」「夜の方がすいているから」「風邪気味で,熱が出たら不安だから」などの個人的な理由で受診する,いわゆる『コンビニ受診』が増えています。

コンビニ受診が増えてしまうと,今,本当に治療を必要としている方への適切な対応が困難になってしまいます。また,患者が増えることで医師たちの負担が過重となり,疲弊し,病院を辞めてしまったり病院が減ってしまったりして,救急医療,ひいては地域医療の崩壊にもつながるおそれがあります。

救急医療を守るために私たちにできること

何でも相談できるかかりつけ医を持とう!

「かかりつけ医」なら普段の体調や病歴などを把握した上で,適切な診断や治療をしてもらえます。

できるだけ「通常の診療時間内」受診を!

休日夜間診療所はあくまでも「急病患者」のためのものです。そして,昼間の診療時間内は外来の患者さんを診るために必要な医療スタッフも十分にそろっています。診療時間内に受診しましょう。

病院に行くその前に,もう一度考えよう!

平日の診療時間内に受診することができないか,もう一度よく考えてみましょう。

 しかし,夜間や休日の急な発熱やケガなどで,病院に行くべきかどうか迷うことがあるかと思います。そのような時は,下記をご利用ください。

茨城子ども救急電話相談

茨城おとな救急電話相談

看護師などの専門家がすぐに医療機関にかかるべきかをアドバイスします。また,受診できる医療機関の情報提供を行っています。

こども救急のホームページ

症状に合わせた対処法のほか,家庭内で起こりやすい事故を防ぐためのポイントなどを掲載しています。

全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)

該当する症状を画面上で選択していくと,緊急度や対応が表示されます。さらに,119番通報,医療機関の検索や受診手段の検索など様々な機能があります。「Q助」で検索するとアプリの取得等ができます。

 

 

 

更新日:2017年05月01日