市第2次環境基本計画改定(案)パブリック・コメント結果

ひたちなか市第2次環境基本計画改定(案)について,パブリック・コメントによる意見募集を平成29年1月10日から2月9日まで実施したところ,3人の方から10件の意見が寄せられました。いただいた意見の概要と市の考え方をお知らせします。

〇計画全般について

意見の概要 市の考え方
改定案では重点施策(リーディングプロジェクト)を10項目から3項目に絞っている理由を具体的に説明する必要がある。 本計画は,平成24年度に策定し,計画期間は平成32年度までとしております。また,同計画中では,計画で考慮されていない新たな問題の発生や,市民の環境に対する認識・ニーズの変化,環境に関する情勢の変化に柔軟に対応することとしており,今回はその考え方に基づいた見直しとなります。今回の見直しにあたっては,「市環境審議会」において,これまでのリーディングプロジェクトの達成状況を検証し,課題の整理を行いました。その結果,残りの計画期間に特に積極的に重点的に取組む事業(リーディングプロジェクト)として,3つに絞る見直しを行ったところです。
リーディングプロジェクト全体について,期限を定め具体的に何をどうするのか,また,できるものは数値化して目標を決めて実施工程表を掲げて頂きたい。 リーディングプロジェクトの目標の期限は平成32年度としております。バイオマス資源利活用推進事業及び環境学習推進事業については,今後,様々な広がりを見せる可能性があるため,あえて数値目標は設けず,幅広く進めていきたいと考えております。

〇バイオマス利活用推進事業について

意見の概要 市の考え方
ほしいも加工残さ利活用の推進について,これから農家の現状調査をするとのことだが,いささか遅いと感じる。本件は,数年前,既に調査が行われている。参考にしてみてはどうか。 改定案では,これまでの調査結果を参考にするとともに,「認定農業者の会」との意見交換会や「市環境審議会」での意見を考慮し,幅広く検討していきたいと考えております。
ほしいも加工残さの利活用については、市内団体等において,堆肥化の実証試験が行われている。堆肥化の検討を明記すべきだ。
一定の地域や事業所など限定的な範囲での生ごみ堆肥化の取り組みは良いと考えるが,一般家庭から回収して,事業化を検討するにはまだまだ大きな課題があり,更なる検討が必要ではないか。バイオマス資源の利活用については,生ごみ以外の資源(手入れ不十分な木,竹など)や,堆肥化以外の利活用(バイオマスガス化発電,温水利用など)など,広く目を向けたうえで,更にコストパフォーマンス(費用対効果)を強く意識して検討すべきではないか。 生ごみ堆肥化の市全体の事業化につきましては,分別の不徹底による異物の混入や製造する堆肥の品質や量の確保,使用する農家側のコストや需給バランスなどの経済性といった問題を検証し,解決していく必要があり,現時点では難しいと認識をしております。現在,市では,家庭用生ごみ処理容器購入補助や段ボールコンポスト講習会等により,家庭で取り組む堆肥化を進めているところです。改定案では,家庭から地域等へ展開していきたいと考えております。環境活動の一環として,学校や地域等における段ボールコンポスト講習会等による普及啓発とともに地域等での取り組みへの支援を進めていきたいと考えております。また,バイオマス資源の一つであるほしいも加工残さの利活用についても,ほしいも農家の現状や課題を把握し,具体的な支援策を検討していきたいと考えております。
各家庭で生ごみの堆肥化に取組むことは勿論ですが,それができない多くの家庭や事業所等の生ごみを堆肥化する事業化の検討も同時に進めることを計画の本文に明記して頂きたい。
市主催の「バイオマス資源の利活用に係る意見交換会」についてですが,この名称、組織を単なる意見交換会ではなく「バイオマス資源利活用推進協議会」として,目標を定め,その実現を図る積極的な組織,名称に改編する時機と考える。 バイオマス資源の利活用については,様々な立場(団体,農業者,事業者,自治会,学校,他自治体など)の方々と意見交換をしながら,当市の現状にあった取り組みを模索して,推進していきたいと考えております。また,今後の進め方については,市の附属機関であり,環境の保全に関することを審議する組織の「市環境審議会」等で協議してまいります。

〇早戸川水質改善推進事業について

意見の概要 市の考え方
市内の河川のBOD(汚れ具合を示す値)のグラフ等が,平成27年度までしか表示されていないが,最新の平成28年度に測定した値も暫定値として載せるべきではないか。平成32年度目標ではなく,即,流入箇所を一斉に測定すべきではないか。 改定案については,年間値として平成27年度までの水質測定値等を表示しております。今後は市ホームページにおいて毎月の測定値を随時公表していきたいと考えております。
市では,既に,環境基準値超過の原因究明として,平成28年度から早戸川・おさえん川の測定地点を増やし重点的に水質検査するほか,河川に入り川底の様子や排水流入状況等の実態を調査する等,様々な角度から河川の調査に取り組んでいるところです。今後も引続き詳細な調査を行い,原因を究明していきたいと考えております。
早戸川は,那珂市から生まれていることから,当市への流入地点,おさえん川との流入地点,中間地点など,多角的なデータの測定・分析と施策が必要となる。流域には,事業者,団地,学校,農地,一般家庭などの様々な流入箇所があり,それぞれに個別対策の手法を考える必要がある。 市では,既に,環境基準値超過の原因究明として,平成28年度から早戸川・おさえん川の測定地点を増やし重点的に水質検査するほか,河川に入り川底の様子や排水流入状況等の実態を調査する等,多角的な河川の調査に取り組んでいるところです。今後も引続き詳細な調査を行い,原因究明を進めていきたいと考えております。
流域の排水対策につきましては,これまで,事業所や団地には公害関係法令による規制や指導,一般家庭には生活排水対策の啓発を実施しているところですが,早戸川環境基準値超過の原因究明をしたうえで,さらに効果的な排水対策を講じていきたいと考えております。

〇環境学習推進事業について

意見の概要 市の考え方
環境学習は,現状の様々な環境問題を認識し,具体的にテーマを採り上げて,突き詰めて考えていくことが重要であり,表層的(表面的)な学習では意味がないと考える。 環境学習につきましては,リーディングプロジェクトに掲げているバイオマス資源利活用推進事業及び早戸川水質改善推進事業に係る講座や体験型の学習等を中心に進めていきたいと考えております。
早戸川水質改善推進事業の環境学習では,流域の学校等において講座を開催し,きれいな川にするために自分たちに何ができるか自主的に考え,体験型の学習として環境活動に繋げていきたいと考えております。
バイオマス資源利活用推進事業の環境学習では,学校や地域において,バイオマス資源のひとつである生ごみを堆肥化し花壇等へ利活用することについて講座の開催や体験型の学習の機会を創出し,持続可能な資源循環型の地域社会について学ぶことを目的としております。
出来るだけ実践型,体験型の学習を取り入れて,ご指摘いただいた表層的なものにならないように取組んでいきたいと考えております。
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更新日:2017年03月10日