教育長あいさつ

ページID1002160  更新日 2026年6月30日

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「夢・感動・笑顔がひろがり、ひとが咲くまち。ひたちなか」~ こどもを主語とした自由で楽しい学び場づくりへ ~

教育長秋本光德の写真

社会の構造や情勢が急速に変化する中、こどもたちが生きる未来は、ますます予測困難で非連続かつ多様性の時代となることが見込まれます。そうした時代をしなやかに生き抜くためには、与えられた問いだけに取り組んだり正解を鵜呑みしたりするのではなく、自ら「なぜ?」と問いを発見し、じっくりと思考し、仲間と協働しながら解決へ向けて行動していく力が求められます。

そのような力を育むために、市教育委員会では、「自ら考え行動しより良い社会の創造に貢献できる市民の育成~こどもを主語とした自由で楽しい学び場づくり~」を目標に、「市立学校運営方針2026」を定めました。

特に、重点方針に「学校アップデートプロジェクト(SUP)~こどもを夢中に、受け手から創り手へ」を掲げ、次の3点を中心に具体的な取組を行ってまいります。

(1) 自治的活動によるAgency育成 ~こどもの意見を尊重した魅力ある学校づくり

Agencyとは、OECD(経済協力開発機構)が“Education2030”で提唱しているもので、「自ら考え主体的に行動し責任をもって社会変革を実現していく力を自任すること」といった意味です。

本市は、「自立と協働のまちづくり基本条例」を有し、2024年の30歳の節目には「ひとが咲くまち。ひたちなか」のキャッチコピーを掲げて、次の10年へ向けてシビックプライドのさらなる醸成を誓い合いました。

学校教育においても、これらに加えこども基本法の趣旨を具現化するべく、学級会、委員会、生徒総会等の場での企画や合意形成・意見表明のトレーニングを活性化し、こどもを主体としたルールメイキングや学校行事の見直し等を行い、その成果を1~2月を中心に各校の授業公開により発信します。

これらにより、いじめを傍観しないことや社会に対する当事者意識や責任感を育むことなど含む、より主体的で創造的なシビックプライドの醸成を図ってまいります。

(2) 探究を軸とした学びのスタイル改革 ~モチベーションと出番を重視した学びを追究

「?」を起点に課題を設定し、仲間と協働しながら解決へ向けて試行錯誤を繰り返し、途中を含めて成果を発信するという課題解決重視型学習を推進します。

また、対話・協働的な学びやICTの活用についても研究を進めます。

さらに、そうした学びを可能にするには基礎・基本となる一定の知識・技能も必要ですので、それを習得するために、一人一台端末に搭載してある国社数理英のAIドリルを最大限に活用するとともに、自由進度学習の実践について研究を進めます。

加えて、世界とふれあう自立協働都市をめざす市として、英語発信力の向上を図るため、All English授業の公開や学校間英会話交流を実施するとともに、茨城高専等の協力を得て多文化交流事業を推進します。

これらについては、9~12月に、保護者や地域の方々にも授業を公開し、児童生徒や教職員の取組の成果を発信してまいります。

 

(3) キャリア形成支援 ~白亜紀層からG1タワーへ、そして未来へ

こどもたちが産業社会のリアルを体験することにより、「?」・「!」を膨らませてやりたいことやなりたいものを発見し、そのことを日々の学びや未来づくりのモチベーションにつなげてもらうため、夏季休業中、市内の事業所にご協力いただき、小学4年生~中学2年生を対象に「キャリア探検ラリー2026」を実施します。

また、令和7年度、本市の自然・農漁業・食や、歴史・文化などの豊かな地域資源を体験的に学べる展開事例集として「ふるさと体験プログラム」を制作し、各学校が13のプログラムから選択的に導入できるようにしました。

さらに、本プログラムを体験した成果のまとめとして、市内各地域等の様々な良さや強み等を題材とする第2回の「ひたちなか検定」クイズ大会を、小学生を対象に実施します。

ひたちなか市のこどもたちが、本市のあらゆる資源を体験的に学ぶことで、未来に向けた自分づくりに励んでくれることを期待しています。

これまで先人の方々が築いてこられた資源を土台として、時代の変化に合わせて必要なアップデートを重ねながら、こどもたちが居場所と出番を得て承認欲求を充たし、自分とひたちなか市を客観的に、未来からも見つめて、「自ら考え行動しよりよい社会の創造に貢献できる市民」に育ってもらいたいと考えます。

なお、こどもたちの育ちのためには、教員が授業を改善しこどもの困難に向き合うことに専念できる環境を整備する必要があります。そこで本年度から、「業務量管理・健康確保措置実施計画」とともに、休日の中学生「地域クラブ活動」をスタートしています。

そのほか、家庭訪問や教員の他校参観、チーム担任制の奨励などを通じて、教員の効果的な研修と休養の確保に努めています。

学校も教育委員会も、こどもたちや市民の皆様に、子育てや自分づくりの仲間・応援団として伴走しながら、皆様のキャリア形成を支援してまいります。

各地域の市民の皆様におかれましては、未来を拓き担うこどもたちの頑張りと、それを支える家庭、学校に格段のご理解とご協力をお願いできれば幸甚に存じます。

 

令和8年6月

ひたちなか市教育委員会教育長 秋本 光德

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