3.5 原子力事故が起きたら

ページID1003562  更新日 2022年1月6日

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茨城県には、原子力関連施設があります。原子力事故が起きたら、テレビ、ラジオ、防災行政無線などで正しい情報を入手してください。SNSを活用するときは、古い情報や間違っている情報があるので、気を付けてください。また、防災活動を妨げないよう、防災関連機関や市役所などへの問合せは控えてください。

(1)原子力災害とは

原子力災害とは、風水害、地震、火災とは違って、五感に感じることができない災害です。

原子力事故が起きた場合、身体への影響やどのように行動すればよいのかを自分自身で判断するのは困難です。

原子力災害に正しく対処するためには、原子力施設の状況や環境の放射線の測定結果を踏まえた国や県、市区町村の指示に従って行動することが必要です。

(2)外部被ばくと内部被ばく

身体に放射線を浴びることを「被ばく」といいます。体の外にある放射性物質から出ている放射線を浴びることを「外部被ばく」といい、食べ物や呼吸などによって体内に取り込んだ放射性物質から受ける被ばくのことを「内部被ばく」といいます。

(3)正確な情報の入手

原子力施設で事故が起きた場合は、伝えられる情報にしたがって適切に判断し、冷静に行動してください。日本語が分からない外国人は、近くの日本人に確認するか、市のホームページに事故の情報を掲載しますので自動翻訳機能を使って読んでください。

事故が起きた時に発信される情報

  • いつ、どこの施設で、どんなことが起きたのか
  • 事故の状況と今後の予測について
  • 住民がとるべき行動など

(4)屋内退避の指示が出たとき

屋内退避の指示が出たときは、すぐに建物の中に入り、被ばく線量を少なくするためにドアや窓を全部閉めて、原則換気も行わないでください。また、外から帰ってきたときは、顔や手を洗い、うがいをして、衣服も着替えてください。

外にいるときの内部被ばくの防ぎ方

  • マスクをする
  • タオルやハンカチなどを水にぬらして固くしぼり、ロと鼻をおおう

(5)安定ヨウ素剤の服用指示が出たとき

ひたちなか市では、原子力事故による内部被ばくを予防または低減するために「安定ヨウ素剤」を、市民全員に配っています。安定ヨウ素剤は、原子力事故が発生したとき服用します。もしも原子力事故が発生し、安定ヨウ素剤を服用する必要があるときには、防災行政無線でお知らせします。安定ヨウ素剤を受け取るためには、自宅に郵送されたチェックシートを持って、調剤薬局に行ってください。チェックシートをなくしてしまった場合は、ヘルス・ケア・センターに来てください。

このページに関するお問い合わせ

市民活動課
〒312-8501 茨城県ひたちなか市東石川2丁目10番1号
代表電話:029-273-0111 内線:3222、3223、3224
ファクス:029-271-0851
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