【講座番号283】ひたちなか市の歴史
イベントカテゴリ: 趣味・教養 講座・教室
このイベントは終了しました。
講座案内
変貌する故郷の姿に残された遺物・史跡・民俗などから歩みをたどります。
- 開催日
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2022年10月11日(火曜日) 、11月8日(火曜日) 、12月20日(火曜日)
2023年1月10日(火曜日) 、2月14日(火曜日) - 開催時間
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午前10時 から 午前11時30分 まで
- 開催場所
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佐野コミュニティセンター 大会議室
- 対象
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成人12人
- 内容
講座内容(全5回)
10月11日(火曜日)ひたちなか市の地形と原始古代の遺跡 -馬渡埴輪製作跡・虎塚古墳・原の寺瓦窯跡-
11月8日(火曜日) 古代・中世のふるさと -甲斐武田発祥の地と佐竹氏-
12月20日(火曜日)水戸藩時代のひたちなか
1月10日(火曜日) 幕末水戸藩の争乱と那珂湊
2月14日(火曜日) 明治維新とその後の故郷(注釈)第3回(12月13日)は12月20日に変更となりました。
(注釈)講座の日程及び内容は、講師の都合などにより変更になる場合があります。
- 申込み締め切り日
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申込みは終了しました。
- 費用
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必要
参加費は500円です。初回に徴収します。
- 募集人数
- 12人
- 講師
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鴨志田 篤二
- 持ち物
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筆記用具、飲み物
講座の様子
第1回10月11日実施
第1回は「ひたちなか市の地形と原始・古代」として、地図等を基にふるさと・ひたちなか市の姿を探りました。表層地質図から阿字ヶ浦砂丘や県の天然記念物の平磯白亜紀層を、植物の生息図からひたちなか市を南限・北限として生息する植物群等について学びました。次に金上大平古墳から出土した埴輪、馬渡埴輪製作遺跡について説明がありました。受講生は国指定・県指定の文化財ということもあり講師の話を熱心に聞いていました。
第2回11月8日実施
源氏の棟梁・源義家の弟義光の略系図を基に、佐竹氏・武田氏について学びました。源義光が後三年の役の戦功で常陸国の国司に任ぜられ、長男・義業を佐竹郷、三男・義清を武田郷に配置したことが佐竹氏・武田氏の始まりということです。その後、武田氏が甲斐国に配流、佐竹氏が出羽国秋田へ国替えになった経緯と甲斐武田氏の遺跡等について説明がありました。受講生はメモをとりながら講師の話を聞いていました。
第3回12月20日実施
平安時代末期から江戸時代初期までのひたちなか市の様子について学びました。平安時代末期に吉田平氏が那珂川北側まで勢力を伸ばし、現在の地名の原形ができてきたということです。また、江戸時代初期には「千々乱風」という大風が吹き沢田川付近の村々の人々が馬渡・長砂に移り住んだという伝説や、鎌倉時代に始まった村松から磯崎までの波打ち際を駆け、勝負を競う「水戸競馬」があったことについての説明がありました。受講生は中世から近世初期のひたちなか市の様子を読み取ることができました。
第4回1月10日実施
水戸城は城主が佐竹氏から徳川氏に代わり城や土屋敷・町人街が整備されていったこと、水戸藩は徳川家康の息子達を城主として配置することで、奥羽地方への備えの要地としての役割を持つようになったことの説明がありました。また、徳川光圀の建てた水戸藩別荘の夤濱閣(いひんかく)の説明もあり、水戸藩と那珂湊の繋がりを学ぶことができました。
第5回2月14日実施
江戸時代末期の那珂湊の様子と明治初期に鉄道が開通した時の状況についての説明がありました。藩主斉昭の時代に藩校として弘道館が、郷士や有志を教育する郷校の一つとして那珂湊に敬業館(けいぎょうかん)が建設されたこと、海防のため反射炉が建設されたことなど、那珂湊が水戸藩の中で重要な役割を果たしていたことを学びました。また、明治時代になると武平鉄道が開設され、現在のひたちなか海浜鉄道へとつながっていることを学びました。
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