武田氏館

ページID1002421  更新日 2022年1月5日

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武田氏館(たけだしやかた)をご紹介します。

武田地区は甲斐武田(かいたけだ)氏の発祥の地であり、これを顕彰するため、往時の武士の館を再現したのが武田氏館です。

武田氏館全景の写真

武田氏館主屋の写真

甲斐武田氏発祥の地

ひたちなか市武田は、戦国時代の名将武田信玄で知られる甲斐武田氏の発祥の地です。平安時代末期(12世紀初め頃)、源義家の弟義光は常陸国への進出を図り、長男義業(よしなり)を久慈郡佐竹郷(常陸太田市)に、三男義清を当地、那賀郡武田郷に土着させました。義清は地名をとって武田を名乗り武田氏の始祖となりました。
義清とその子清光は、武田郷周辺の古くからの豪族との間で勢力を張りあっていましたが、その行き過ぎた行為を朝廷に訴えられ、義清父子は甲斐国に配流となってしまいました。甲斐の国に土着した義清父子は、新天地に甲斐源氏発展の楚を築き、その十七代後に信玄公が輩出されました。

武田氏館

義清父子が住んだ館は、那珂川を見下ろす武田台地の突端部にあったといわれており、この近くに武田氏館を整備しました。この館は、昔の絵巻物などを参考にして、中世の武士の館を再現した建物で、主屋、納屋、厩(うまや)のほか、館の正面には門、板塀、堀を配置しました。主屋の造りは、主屋と玄関をつなぐ中門の張り出しが特徴の主殿造り(しゅでんづくり)と呼ばれる建築様式です。主屋内には、甲斐武田氏発祥に関係する資料や、甲冑・刀・武田遺跡出土資料などを展示しています。

写真:展示物1

写真:展示物2

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