津波から命を守るために

ページID1004158  更新日 2022年1月7日

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津波から命を守るためには、

  • 強い揺れ、弱くてもゆっくりとした長い揺れを感じたら
  • 揺れがなくても、津波警報を見聞きしたら

すぐに避難

津波から身を守るためのポイント

平成23年3月11日、東北・三陸沖を震源とする国内最大のマグニチュード9.0を記録する東北地方太平洋沖地震が発生しました。これによって大津波が発生し、岩手、宮城、福島、茨城、千葉など東北・関東地方の太平洋沿岸を中心に甚大な被害をもたらしました。

地震・津波はいつ、どこにいるときに発生するか分かりません。津波が到達するおそれがある時は、できるだけ早く海岸から離れ、高いところに逃げる必要がありますが、避難すべき場所は、そのときにどこにいるかにより異なります。津波から身を守るためのポイントをしっかり確かめておきましょう。

津波から身を守るためのポイントの表
こんなときは このような行動を… その後は…
大津波警報・津波警報が発表された(揺れを感じなくても) 沿岸部や河川沿いにいる場合はただちに高台など安全な場所へ避難する
(注釈)津波の規模は様々であり、浸水想定区域から外れている地域においても、浸水する可能性があることに注意が必要です
最新の情報を、ラジオ・テレビ・防災行政無線などから入手する
津波は繰り返し襲ってくるので、津波警報や津波注意報が解除されるまで絶対に海岸に近づかない
強い地震や長時間の揺れを感じた 沿岸部や河川沿いにいる場合はただちに高台など安全な場所へ避難する
(注釈)津波の規模は様々であり、浸水想定区域から外れている地域においても、浸水する可能性があることに注意が必要です
最新の情報を、ラジオ・テレビ・防災行政無線などから入手する
津波は繰り返し襲ってくるので、津波警報や津波注意報が解除されるまで絶対に海岸に近づかない
市から避難指示が発令された 沿岸部や河川沿いにいる場合はただちに高台など安全な場所へ避難する
(注釈)津波の規模は様々であり、浸水想定区域から外れている地域においても、浸水する可能性があることに注意が必要です
最新の情報を、ラジオ・テレビ・防災行政無線などから入手する
津波は繰り返し襲ってくるので、津波警報や津波注意報が解除されるまで絶対に海岸に近づかない
津波注意報が発表された(揺れを感じなくても) 海水浴や磯釣りはすぐに中止し、素早く陸上の安全な場所に避難する。

最新の情報を、ラジオ・テレビ・防災行政無線などから入手する

津波は繰り返し襲ってくるので、津波注意報が解除されるまで絶対に海岸に近づかない

大津波警報・津波警報・津波注意報

大津波警報・津波警報・津波注意報は、避難を判断する際に最も重視するべき情報になります。気象庁では、これまで8段階で発表していた「予想される津波の高さ」について、被害との関係や、予想される高さが大きいほど誤差が大きくなることなどを踏まえ、5段階に集約しました。

津波警報・注意報の種類
種類 発表基準 【発表される津波の高さ】数値での発表(津波の高さ予想の区分) 【発表される津波の高さ】巨大地震の場合の発表 想定される被害と取るべき行動
大津波警報 予想される津波の高さが高いところで3メートルを超える場合。 10メートル超(10メートル<予想高さ) 巨大 木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
大津波警報 予想される津波の高さが高いところで3メートルを超える場合。 10メール(5メートル<予想高さ≦10メートル) 巨大 木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
大津波警報 予想される津波の高さが高いところで3メートルを超える場合。 5メートル(3メートル<予想高さ≦5メートル) 巨大 木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
津波警報 予想される津波の高さが高いところで1メートルを超え、3メートル以下の場合。 3メートル(1メートル<予想高さ≦3メートル) 高い 標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
津波注意報 予想される津波の高さが高いところで0.2メートル以上、1メートル以下の場合であって、津波による災害のおそれがある場合。 1メートル(0.2メートル≦予想高さ≦1メートル) (表記しない) 海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。
海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。

津波警報・注意報と避難のポイント

  • 震源が陸地に近いと津波警報が津波の襲来に間に合わないことがあります。強い揺れや弱くても長い揺れがあったらすぐに避難を開始しましょう。
  • 津波の高さを「巨大」と予想する大津波警報が発表された場合は、東日本大震災のような巨大な津波が襲うおそれがあります。直ちにできる限りの避難しましょう。
  • 津波は沿岸の地形等の影響により、局所的に予想より高くなる場合があります。ここなら安心と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。
  • 津波は長い時間くり返し襲ってきます。津波警報が解除されるまでは、避難を続けましょう。

津波てんでんこ

度々津波の被害を受けてきた三陸地方では、「津波てんでんこ(大きな地震が来たら、肉親にも構わずに各自てんでんばらばらに一人で高台に逃げろ、自分の命は自分で守れ)」という伝承により、津波来襲時には家族を助けに行ったり物を取りに行って避難が遅れ命を落としてはいけない、ということを伝えてきました。

これは、他人を無視した自分本位の行動ではありません。それぞれが正しい判断で避難できること、つまりお互いの信頼を前提に、肉親を探しに行ったりせずに各自が真っ先に避難せよ、という教えです。

今回の震災(東日本大震災)でも家族の教えに従って迅速に避難したり、てんでんこの教えを守って親子がそれぞれ別々に避難行動をとり助かった事例もありました。

こうした避難行動には、津波災害では家族の安否を確認する間にも命の危険が迫ることを理解し、いざという時にそれぞれが命を守るにはどう行動すれば良いのか、事前に十分に話し合って準備しておくことが必要です。

(「気象業務はいま2012 気象庁」より)

津波を理解する

津波とは

波(波浪)は風によって発生した海水の表面の動きであるのに対し、津波は海底地震による海底地盤の変動により発生し、海底から海面までの海水全体が動くためエネルギーが莫大です。沿岸に打ち寄せられた津波は、高さと破壊力を持ったまま陸上を駆け上がり、河川を遡上します。

津波の特徴

深海ではジェット機なみの猛スピードです

津波の速さは海の深さに関係します。深海5000メートルで地震が発生すると、時速約800キロメートルにもなり、ジェット機なみの速さです。水深が浅くなるほど速度は弱まり、深さ10メートルの海岸近くでは時速約36キロメートル、それでもオリンピックの短距離走選手なみの速さです。

2波、3波と繰り返します

津波は2波、3波と何度も繰り返し来襲します。必ずしも第1波が最大であるとは限りません。東日本大震災でも第2波以降に最大波が来たケースがほとんどです。

波高が20メートル以上の高さになることもあります

波高(津波の高さ)は海岸の地形などに大きく左右されます。水深が浅くなるにつれ、津波は高くなります。東日本大震災では、岩手県大船渡市の綾里湾で局所的に39.7メートルの遡上高が観測されました。

地球の裏から襲ってくることもあります

遠地津波と呼ばれ、日本から遠く離れたペルーやチリなどから太平洋を横断して、20時間以上もかかって日本に到達します。最初の波が到達した後も、後続波が次々と日本に来襲します。

沖合いでは津波を感じません

沖合での津波の波長は非常に長く、10から100キロメートルにもなるので波として認識できないほどです。このため、津波到達まで時間的な余裕がある場合、漁船などを沖合に出せば、津波の被害を回避することができます。

おそるべき津波の破壊力

津波はおそるべき破壊力で人や家屋を飲み込みます。地上に押し寄せる波だけでなく、海へと引き返す波も大変強力で、何度も繰り返し押し寄せます。また、危険なのは沿岸部だけに限りません。東日本大震災では、津波が宮城県北上川を15キロメートルも遡上していたことが確認されており、河川流域でも注意が必要です。

ひたちなか市の津波災害

東日本大震災の地震・津波により、ひたちなか市でも大きな被害を受けました。大洗巨大津波観測計で最大4.0メートルの津波が観測され、津波が来襲した那珂湊地区の沿岸地域では、約500棟の家屋等が床上・床下浸水の被害を受けました。

また、東日本大震災以前にも、延宝5年(1677年)に発生した延宝房総沖地震津波では、茨城県沿岸で2から7メートルの津波が観測されたといわれています。

東日本大震災時の津波警報等の発表及び観測データ

3月11日

東北地方太平洋沖地震発生(市内:震度6弱観測)

14時49分 津波警報発表(防災行政無線により広報)

15時08分 避難指示発令(防災行政無線により広報)

15時14分 大津波警報発表(防災行政無線により広報) (注釈)その後断続的に放送を実施

15時17分 第1波1.8メートルの津波を観測

16時52分 第3波4.0メートルの津波を観測

3月12日

東北地方太平洋沖地震発生(市内:震度6弱観測)

13時50分 大津波警報から津波警報に切替え

20時20分 津波警報から津波注意報に切替え

3月13日

東北地方太平洋沖地震発生(市内:震度6弱観測)

17時58分 津波注意報解除

東日本大震災時には、津波警報が約30時間継続されていました。

津波警報・注意報が解除されるまでは、絶対に沿岸部に近づいてはいけません。

日頃からの備え

津波が押し寄せてきたときに、パニックにならないためにも、どこに、どのように避難するか事前に確認し備えておきましょう。また、常に家族が一緒にいるとは限りませんので、避難所や連絡方法の確認などもしておきましょう。

日頃から確かめておきたいポイント

津波に関する情報はラジオなどで入手する

津波が発生してから、その状況は刻々と変化していきます。最新の情報をラジオ、テレビ、防災行政無線などから入手し、安全な行動をとりましょう。

家族で話し合っておく

津波が発生したとき、どこに避難し、どのように連絡をとりあうのか、家族で事前に話し合っておきましょう。指定の避難所や高台が自宅の近くにあるのか、そこに到達するルートは複数確保できるのか、普段いるところから高台までは歩いてどれくらい時間がかかるのかなど、家族で確認しておくべきことはたくさんあります。

防災訓練に参加する

地域の防災訓練に参加し、避難路の危険箇所の確認や迂回路を実際に確認しましょう。また、地域の防災組織である自主防災会で行動を呼びかけているところもあり、周辺の防災環境を知る良い機会となります。

非常持出品を準備しておく

非常用持出品は必要最低限のものを選んでおき、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。津波の避難は迅速に行う必要があるため、貴重品などに気をとられて逃げ遅れることがないようにしましょう。

多くの機能を持つ携帯電話

携帯電話は通話だけでなく、インターネット、メール機能が使えます。機種によっては津波警報や緊急地震速報などの情報が自動的に通知されるほか、ラジオやテレビの受信、ライトやブザーなど役立つ機能があります。お手持ちの携帯電話で使える機能を確認しておきましょう。

災害時に役立つ携帯ラジオ

ラジオは端末があれば簡単に情報が取得できます。携帯型であれば持ち運びも簡単であり、電力もほとんど使用せず、行動しながら聞くことができるため、過去の災害時においても役立った実例がたくさんあります。各家庭に1台以上常備しておきましよう。

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