市指定無形文化財

ページID1006216  更新日 2022年1月24日

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35.平磯の杖術(ひらいそのじょうじゅつ)江戸時代初期から

写真:杖術の試合をしている様子


杖術は、槍の名手佐々木哲斎徳久(ささきてつさいのりひさ)が創設し、江戸時代の明和年間(1764年~1771年)の頃、宗家六代目片岡宗吉影重(かたおかむねよしかげしげ)によって水戸地方に広められました。無比無敵流(むひむてきりゅう)は自衛の武術として継承され、現在十五代目根本憲一氏が流派の保存と伝承に努めています。型は表の形と中位五本、極意十本からなり、使用する杖(棒)は太さ約3cm(センチメートル)、長さ165cm(センチメートル)(5尺5寸)の樫製です。槍術(そうじゅつ)を基本とする刺突と、正面からの打撃、下方からの刳り(えぐり)上げ、逆手突きなど杖の用法に元先がなく、無始無終の攻防を特徴とします。

36.手づくり張り子の達磨と虎・兎(てづくりはりこのだるまととら・うさぎ)江戸時代末期から

写真:左から達磨、虎、兎の張り子


飯田家では、江戸時代末期頃より張り子の達磨などを製作してきました。創業者の喜七氏が、現在の石岡市の人形師から張り子作りの技術を習得し、達磨生産を始めました。現在は五代目の飯田隆司氏が技術を保持しています。達磨は顔が横に長く平たいために、胴が長く見える特徴があります。虎と兎は首振り型であり、特に張り子の兎は全国的にも珍しいものです。

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